受験まで使える最強の記述問題集            中学・地理<北海道地方>

受験まで使える最強の記述問題集 中学・地理

この受験まで使える最強の記述問題集は、

※教科書は、帝国書院の「中学生の地理」を参考にしていますが、ほかの出版社の教科書にも使えます。

※問題集や定期テストの過去問題、入試問題などで見かけた記述問題を目いっぱい載せているので問題量が多いですが、授業の予習・復習で教科を音読し、続けてこの記述問題集を読むとより理解が深まります。

※記述問題の答えを覚えるのは大変ですが、記述問題が答えられないと半分しか点が採れません。授業の予復習で日頃からこの記述問題集を音読して理解を深めておいて、テスト前には暗記するようにしましょう。また、しっかり理解していれば、自分の言葉で答えられるようにもなります。

※言い回しが違うだけで似たような問題が続くことがあります。それだけ出題回数が多かったことを表しています。

学校で配布された問題集に同じ問題があればその答えを、授業で先生が説明していればその説明を優先してください。

中学・地理<北海道地方>

Q. 北海道地方と九州地方の地形や気候を比べて、共通点と相違点を説明せよ。

 A. 共…北海道地方も九州地方も美しい自然があり、火山が多く、温泉などの恵を人々のもたらしている。

  違…北海道地方は日本の北の端に位置し、冷涼で降水量は少ない。九州地方は日本の南西部に位置し、温暖で降水量が多い。

Q. 札幌と静岡の雨温図を比べて、降水量の面で異なる点を書きなさい。

 A. 静岡は、初夏に雨が多いが、札幌は初夏に雨があまり降らない。(静岡には梅雨があり、札幌には梅雨がない。) 

Q. 北海道にはっきりとした梅雨がない、という判断は何からするか?

 A. 6月から7月に降水量が少ない。

Q. 北海道の太平洋側で夏に晴天の日が少ないのはなぜか?

 A. 夏に太平洋から吹きつける南東の季節風が、寒流の親潮に冷やされて濃霧を発生させるから。

Q 北海道の太平洋側の地域では、なぜ夏に気温が上がらないか?

 A. 空気が寒流の千島海流に冷やされて濃霧が発生するため。

Q. 北海道では雪に備えてどのような工夫をしているか?

 A.・屋ねの傾きを大きくして、雪が積もりにくいようにしている。

  ・太陽光などの再生可能エネルギーを利用して、屋根の雪をとかす。

  ・住宅の壁や床に暑い断熱材を入れ、室温を保つ。

  ・道路の風上側に防雪柵を設けて雪が降りこまないようにする。

  ・積雪量の多い日でも道路の両端の位置が分かるよう、矢羽根という標識を付ける。

Q. 北海道の多くの住宅で、屋根の傾きを大きくしている目的を説明しなさい。

  A. 雪が積もりにくいようにするため。

Q. 北海道の住居には、玄関の扉が二重になっているものがみられる。これはどのような目的で作られたものか?

 A. 開閉時に雪や寒さが家に入り込むのを防ぐため。

Q. 北海道で行われている、雪を生かした取り組みについて説明せよ、

 A. 冬の間にダンプカー約500台分の雪を雪室にいれ、収穫した米を貯蔵し、次の年の夏まで新米の風味を保ったまま出荷できるようにしている。また、雪を貯蔵庫に蓄えて建物を冷却する雪冷房システムを取り入れている施設もある。巨大な雪の像を展示する「さっぽろ雪まつり」は北海道を代表するイベントである。

Q. 北海道の日本海側では、どのような自然の特徴を利用してエネルギーを生み出しているか?

A. 日本海から強く吹く風を利用して、風力発電を行っている。

Q. 石狩平野に広がっている泥炭地とはどんな土地か説明し、またその特徴も述べよ、

 A. 沼地などに積もった枯れた植物が、低温のために十分に分解されないまま長い年月を経て炭化したものを泥炭といい、これが堆積した湿地を泥炭地という。 

  特徴…栄養分が少なく、水はけがよくなくて農業には適さない。

Q 北海道の農業の特色は?

 A. 農家一戸あたりの耕地面積が全国平均の10倍以上の大規模経営で、畑や牧草地に利用されている割合が高い。

Q. 現在のように、北海道で米の生産が盛んになった経緯を説明せよ。

 A. 屯田兵など開拓に入った人々は、泥炭地の水はけをよくするために排水路を掘り、「客土」を繰り返して土地改良を行い、さらに蛇行した石狩川をまっすぐにする工事をして洪水対策も行った。寒さに強く短い生育期間で実る稲の品種改良を重ねた結果、稲作が可能な範囲が広がり、北海道が日本有数の米の生産地となった。

Q. 亜熱帯原産の稲を育てるために、寒冷な北海道ではどのような工夫をしてきたか?

 A. 品種改良をして、寒さに強い品種をつくった。

Q. 北海道の田と畑の面積はそれぞれどのように変化しているか?

 A. 1904年から1930年にかけて農地面積は急増し、以降2015年まで増え続けている。田の面積は1970年から2015年にかけて減っているが、畑は増える傾向にある。

Q. 減反政策が実施された理由は?

A. コメの生産量に比べ、消費量が少ないから。 (米が余るようになったから。)

Q. 北海道で、畑作や酪農、漁業が盛んになった理由について説明せよ。

 A. 畑作・栄養分の乏しい土地を、堆肥などを用いて豊かな土壌に作り上げた。

    ・土地が広大で農家一戸あたりの耕地面積が広い。 

    ・大型機械を使って、効率よく広大な土地を耕せる。

  酪農・東部・北部で寒い地域ても栽培できる牧草と広い土地を生かして発展させた。

    ・大規模化・機械化によって高品質な生乳を大量に生産できるようになった。

    ・輸送技術が進歩し、鮮度を保ったまま生乳を全国に出荷できるようになった。

  漁業・日本海、太平洋、オホーツク海の3つの海に囲まれ、豊富な水産資源に恵まれている。

    ・養殖業や栽培漁業によって水産資源を安定的に利用できるようになった。

    ・漁港の周りに水産加工工場が集まり、加工品はすぐに国内外に出荷される。

Q. 北海道が「食料基地」と呼ばれる理由は?

A. 米の品種改良により、日本有数の米の生産量をほこり、その多くは道外に出荷されていて、てんさい、じゃがいも、小麦、生乳などが全国一の生産量だから。

Q. 十勝地方に特に表れている北海道の農業の特色を説明せよ。

 A. 農家一戸あたりの耕地面積が広く、大型の農業機械を使って大規模に経営している。

Q. 十勝平野では、多くの農家が輪作を行っている。なぜか?

 A.同じ土地に同じ作物を栽培し続けることによる地力の低下を防ぎ、収穫量を安定させるため。

Q. 北海道は乳製品を作っる食品工業も発達している。なぜか?

 A. 大消費地から遠いため、生乳を加工している。

Q. かつて盛んだった北洋漁業が衰退したのはなぜか?

 A. 各国による排他的経済水域の設定により、漁ができる範囲が限られたから。

Q. 北海道の漁業生産量が減少している理由は?

 A. 排他的経済水域が設定され、母川国主義が主張され、漁業が大きく制限されたから。

Q. 北海道では、漁業生産量が減少している一方、漁業生産額は増加している。なぜか?

 A. 栽培漁業に力を入れているから。

Q. 北海道の沿岸などで行われている栽培漁業とは、どのような漁業か?

 A. 稚魚や稚貝を放流して漁業資源を増やそうとする漁業。

Q.「育てる漁業」とはどのような漁業か?

 A. 養殖や栽培漁業など、人の手を加える漁業。

Q. 北海道の観光の問題点は?

 A. 寒い冬の期間に観光客が減ること。

Q. 北海道の観光の問題点を解消するためにどんな工夫をしているか?

 A. 雪まつりなど、冬ならではのイベントをおこなっている。

Q. 外国人観光客数の変化と出身国・地域の割合について述べよ。

 A. 外国人観光客は、2013年ごろから急増していて、韓国、中国。台湾からの観光客が7割近くを占めている。

Q. 近年、オーストラリアから北海道を訪れるスキー客が増えている。その理由の一つを、季節の面から説明せよ。

 A. オーストラリアが位置する南半球が夏にあたる時期にスキーを楽しめるから。

Q. 北海道の観光業の持続可能な発展に向けて必要なことは何か?

 A. 観光業としぜん補語との両立が必要である。

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