バチカン市国、
中学地理の教科書で、イタリア・ローマ市の中にある世界一面積が小さい国、って出てくるね。
面積は約東京ドーム10倍っていうけど、
東京ディズニーランドと同じくらいの大きさと言った方がイメージがわくかな。
人口809人(2016年)(君の学校の生徒数より少ない?)
世界最小の独立国(出入国は自由)だが、
世界に約12億人といわれる信者を有するカトリックの総本山であり、
国土全域が世界遺産として登録されている。
👇サン・ピエトロ広場とサン・ピエトロ大聖堂(外観)
ローマ法王がいらしゃるカトリックの教会です。
収容人数は、広場は約30万人、大聖堂は約6万人。(大きさが想像できるかな。)
観光名所であると同時に、カトリック教徒にとって聖地、
訪れる人は非常に多い。
大聖堂入場時には厳重なセキュリティチェックがあり、長蛇の列。
私が行った時は冬で空いていて小一時間ほどで入場できたが、
2,3時間待ちはザラだとか。
並んで待たされてうんざりか、と思いきや、
大聖堂の中に入るとあまりの感動に心を奪われる。
現在の聖堂は2代目にあたり、1506年着工1626年完成。
120年もかけて造っているので、任された建築家は何人もいるが、
基本的な部分はミケランジェロによる。
(ミケランジェロは、イタリア・ルネサンス期の代表的な芸術家・建築家。
よく歴史の教科書や資料集に載っているミケランジェロの「ダビデ」は、
ローマではなくフィレンツェにあるけどね。)
なんと!
ミケランジェロは71歳の高齢で建築を任され、
晩年の17年間を無給で大聖堂の建築にささげたそうだ。
↓サン・ピエトロ大聖堂の天井とピエタ像
その巨大さ、荘厳さ、豪華さ、見るものすべてが芸術品。
それだけではないのである。
なんと言うか、何か大いなる魂がそこにあって、感じ取られる。
京都・奈良の歴史ある寺院に行って、
何だかの魂を感じてジーンとくることがあった。
でも、サン・ピエトロ大聖堂は、特段の格別な何かを感じた。
トレヴィの泉はもう一度行きたいとは思わないけれど、
サン・ピエトロ大聖堂は是非もう一度訪れたいものだ。
参考までに、クーポラに上がらなければ入場無料。
あれだけの偉大なものがただで見れるのも、すごい!
バチカン市国には。世界最大のバチカン美術館、
その美術館の中にあるシスティーナ礼拝堂、
サン・ピエトロ大聖堂と秘密の通路でつながっているというサンタンジェロ城と
これぞ世界遺産!というのが目白押しだが、
時間がなくてサン・ピエトロ大聖堂しか行けず(≧▽≦)
またいつかバチカン市国を再訪し、ブログの続きを書くとする。
(2017年3月訪問)
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