この受験まで使える最強の記述問題集は、
※教科書は、帝国書院の「中学生の地理」を参考にしていますが、ほかの出版社の教科書にも使えます。
※問題集や定期テストの過去問題、入試問題などで見かけた記述問題を目いっぱい載せているので問題量が多いですが、授業の予習・復習で教科を音読し、続けてこの記述問題集を読むとより理解が深まります。
※記述問題の答えを覚えるのは大変ですが、記述問題が答えられないと半分しか点が採れません。授業の予復習で日頃からこの記述問題集を音読して理解を深めておいて、テスト前には暗記するようにしましょう。また、しっかり理解していれば、自分の言葉で答えられるようにもなります。
※言い回しが違うだけで似たような問題が続くことがあります。それだけ出題回数が多かったことを表しています。
※学校で配布された問題集に同じ問題があればその答えを、授業で先生が説明していればその説明を優先してください。
中学・地理<近畿地方>
Q. 近畿地方の北部・中部・南部に見られる特徴的な地形を述べよ。
A. 北部 … 中国山地や丹波高地などなだらかな山地で、海岸はリアス海岸(若狭湾)。
中央部 … 琵琶湖や淀川を中心とした低地で、盆地(近江盆地・京都盆地・奈良盆地)や平野(大阪平野・播磨平野)が広がる。
南部 … 紀伊山地の険しい山地が広がり、海岸はリアス海岸(志摩半島)。
Q. 近畿地方の気候の特色を、北部・中部・南部に分けて説明せよ。
A. 北部 … 冬に、北西からの季節風の影響で降水量が多い。
中央部 … 内陸の盆地を中心に夏の暑さと冬の寒さが厳しく、1年の気温差が大きい。南北を山地に挟まれているため、年間を通して降水量が少ない。
南部 … 黒潮の影響で冬でも温暖で、夏には南東からの季節風の影響で紀伊半島の南東側では降水量が非常に多い。
Q. 近畿地方の中央部などで多くのため池が見られるのはなぜか?
A. 降水量が少ない気候であり、農業用水に必要な水を補うため。
Q. 兵庫県の瀬戸内海沿岸地域に多くのため池がある理由を説明せよ。
A. 降水量が少ないので、農業用水を補うため。
Q. 神戸市の港湾部にポートアイランドがつくられたとき、どのようなものを埋め立てに利用したか?
A. 住宅地の造成のために六甲山地を削ったときに出た土砂を利用した。
Q. 近畿地方で千里や泉北にニュータウンが建設された目的を説明せよ。
A. 大都市の過密状態を解消するため。
Q. 琵琶湖の水質が悪化してきている理由は?
A. 周辺の農地で使われた肥料や、急速に増えた工場の排水、家庭の生活排水などが流れ込んだから。
Q. 琵琶湖が汚れやすい理由を、地形の面から簡単に答えよ。
A.・生活排水などを含む川が多く流れ込む一方で、流れ出る川が一本だけであるため。(多くの河川が琵琶湖に流れ込むにも関わらず、自然河川では瀬田川しか琵琶湖から流れ出る河川がないから.)
Q. 琵琶湖の水質を保全するため、どのような取り組みが行われてきたか?
A. りん を含む合成洗剤の使用中止と、りん を含まない粉せっけんの使用を呼びかけ、滋賀県が下水道の整備や工業廃水の制限に取り組んだ。近年では、水中の りん など養分としてせいちょうするヨシを湖岸に植えることで水質を改善する取り組みもおこなわれている。
Q. 阪神工業地帯の特徴は?
A. 中小企業が多い。
Q. 阪神工業地帯の工業出荷額は、どのように変化してきているか?
A. この20年であまり増加せず、全国に占める地位が低下してきている。(全国で2位→3位)
Q. 阪神工業地帯では、かつてどのような公害が発生したか?
A. 地下水のくみ上げすぎによる地盤沈下や工場の排煙による大気汚染など。
Q. 尼崎市や淀川流域などで進行している地盤沈下のおもな原因は?
A. 工業用水などに利用するため大量の水をくみ上げたこと。
Q. 阪神工業地帯では、環境問題に対してどのような取り組みを行ってきたか?
A. 大阪湾を埋め立て、その埋立地へ工場を移転させたり、工業用水のリサイクルを進めて地下水のくみ上げを極力抑え、騒音や振動などについては、時間帯によって規制を設けた。
Q. 阪神工業地帯がかかえる問題点とその対策は?
A. 問:設備の老朽化や地盤沈下、アジア各地との安い製品との厳しい競争、など。
対:特定の製品を生産できる先端技術をもつ中小企業を発展させること、など。
Q. 大阪湾ベイエリア地区では、どのように再開発されているか?
A. 大規模な工場からレジャー施設や商業施設、コンベンション施設などにつくりかえられている。
Q. 京都市中心部の市街にはどのような特徴があるか?
A. 道路によって市街が碁盤の目のように整然と区画されている。
Q. 京都市や奈良市のコンビニエンスストアが、他の地域の店舗と外観が異なる理由は?
A. 歴史的な景観や街並みに調和するように工夫されているため。
Q. 京都市が、歴史的景観を保全するために、どのような取り組みを行っているか?
A.・建物の高さや、デザインを整えたり、電線を地中に埋めたりしている。
Q. 京都市が歴史的景観を守る上で起こっている問題とは?
A. ①古い京町屋の耐震や防火への維持・修理に経済的負担が大きいこと。
②住民の生活や企業活動と街並み保存の調和が難しいこと。
Q. 奈良市で、歴史的景観を保全するために、どのような取り組みを行っているか?
A. 伝統的な外観を保ったまま建物の内部だけを店舗や宿泊施設などに改装して利用している。
Q. 大阪はどのように発展してきたか、「江戸時代」の語句を用いて答えなさい。
A. 江戸時代に、全国の産物が集まる物流の拠点として発展した。
Q. 大阪の商業の特徴は?
A. 卸売業の割合が高い。
Q. 大阪と東京の経済は、どのように変化してきているか?また、その理由は?
A. 変・年々、差が開いてきている。
理・大阪から東京へ本社が移ったから。
Q. 関西国際空港が大阪府南部の泉州沖の人工島につくられた理由は?
A. 騒音や振動の公害を和らげるため。
Q. 関西国際空港の良い点と課題
A. 良・24時間利用できる。
課・発着する路線数や便数が思うように伸びていない。
・残りの工事計画の巨額の費用負担 ・地盤沈下 ・高い空港使用料
Q. 関西国際空港の発着路線便が思うように伸びていないのはなぜか?
A. 高い空港使用料、残りの工事計画の巨額の費用負担などのため。
Q. 紀伊山地の林業で課題になっていることは何か?
A.・働き手の高齢化 ・後継者不足 ・安い外国産木材の輸入の増加
Q. 近畿地方で行われている森林を保全・保護するための取り組みについて説明せよ。
A. 「企業の森づくり活動」が和歌山県や三重県などで行われ、森林を保護するための県民税が設けられている。
Q. 近畿地方で行われている水産資源を保全・保護するための取り組みについて説明せよ。
A. ズワイガニの漁獲量が減少した日本海側の地域では、とるカニの大きさや量、漁の時期などを制限し、水産資源の回復に努めている。
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