受験まで使える最強の記述問題集            中学・地理<東北地方>

受験まで使える最強の記述問題集 中学・地理

この受験まで使える最強の記述問題集は、

※教科書は、帝国書院の「中学生の地理」を参考にしていますが、ほかの出版社の教科書にも使えます。

※問題集や定期テストの過去問題、入試問題などで見かけた記述問題を目いっぱい載せているので問題量が多いですが、授業の予習・復習で教科を音読し、続けてこの記述問題集を読むとより理解が深まります。

※記述問題の答えを覚えるのは大変ですが、記述問題が答えられないと半分しか点が採れません。授業の予復習で日頃からこの記述問題集を音読して理解を深めておいて、テスト前には暗記するようにしましょう。また、しっかり理解していれば、自分の言葉で答えられるようにもなります。

※言い回しが違うだけで似たような問題が続くことがあります。それだけ出題回数が多かったことを表しています。

学校で配布された問題集に同じ問題があればその答えを、授業で先生が説明していればその説明を優先してください。

中学・地理<東北地方>

Q. 東北地方の気候の特色について、東西の違いに着目して説明せよ。

 A. 東北地方は中央に走る奥羽山脈によって、日本海側(西側)と大平洋側(東側)に分けられる。夏は南東の季節風の影響で、大平洋側に多く雨が降り、冬は北西の季節風の影響で、日本海側に多く雪が降る。

Q. 東北地方の日本海側の冬の気候を、関係する風の名を用いて説明せよ。

 A. 北西の季節風の影響で雪が多く降る。

Q. 日本海側に位置する上越市は冬に降水量が多い。その理由は?

 A.(日本海上を吹いてきた)大量に水分を含んだ冬の北西の季節風が、山脈をこえるときに多くの雨を降らせるから。

Q. 東北地方にみられる祭りや伝統行事は、どのような目的で始められたものが多いか?

 A. 東北地方では厳しい自然環境の中で米づくりを行ってきたため、農業に関係する目的のものが多い。

Q. 秋田竿燈まつりはどのような願いを込めて行うか?

 A. 米の豊作を願っている。

Q. 東北地方の伝統行事や人々の生活は、どのように変化しているか、交通網の整備の点から説明せよ。

 A.高速道路や新幹線などの交通網が整備されたことで、全国各地から多くの人が東北地方を訪れるようになり、東北三大祭りなどの伝統行事は観光資源として注目されるようになった。また。仙台市と東北地方の各都市が新幹線や高速バスで結ばれたことで、買い物、観光、通勤・通学で多くの人が仙台市を訪れるようになり、仙台市を中心とする都市圏が形成された。その一方で、新幹線や高速道路の通らない地域では、人口減少や高齢化が進んでいるところもある。

Q. 仙台市は、東北地方においてどのような特色を持っている都市か?

 A. 仙台市は、(人口100万人を超える政令指定都市で)東北地方の政治や経済の中心的な都市であるという特色をもっている。

Q. やませとは、どういうものか?

 A. 稲の生長期にあたる主に6月から8月にかけて、東北地方を中心に吹く冷たく湿った北東の風で、農作物の生育を妨げ、冷害をひきおこすことがある。(冷たく湿った北東の風で、東北地方の太平洋側の地域に冷害をもたらす。)

Q. やませと冷害の関係を述べよ。

 A. やませが吹くと、東北地方の太平洋側では霧や雲が多く発生し、日照時間が減少し気温が上がらず、稲が十分に育たなくて収穫量が少なくなる。

Q. 冷害とは、どのような自然災害か?

 A. 夏の低温と日照不足によって農作物が十分に育たなくなる自然災害。

Q. 東北地方の農家が行っている稲作の工夫について述べよ。

 A. ・「ひとめぼれ」など、例外に強い品種を栽培したり、水田に水を深く張って根の保温効果を高める昔からの対策法に加え、気温と稲の生育状況を管理することで例外の警戒を伝える情報システムを利用する農家もいる。

  ・稲作と果樹栽培や酪農による複合経営を行う。

Q. 1993年、東北地方の日本海側はやませによる冷害の影響が少なかった。なぜか?

 A. やませが奥羽山脈によってさえぎられたから。

Q. 北海道・秋田・山形・新潟・宮城は、米の収穫が増加し、現在では全国の上位を占めている。その理由を、農業技術の改良の面から具体的に説明せよ。

 A. 品種改良により寒さに強く収量の多い品種の米をつくり、栽培するようになった から。

Q. 東北各地でさまざまな品種の米がつくられている理由は?

 A. やませによって起こる冷害から稲を守り、さらにおいしい米をつくるために、品種改良をしてきたから。

Q. 東北地方で果樹栽培農業にみられる生産の工夫について、説明せよ。

 A. 1年を通してさまざまな種類の果物を並行して栽培して収入を安定させている。また、観光農園を開いて観光客をよび、収穫や出荷の手間を省き、地域の活性化につながっている。

Q. りんごを生産している地域の特徴は?

 A. 東北地方を中心に、気候が涼しい地域で生産されている。

Q. 近年、農業の国際化に対する農業経営者が抱える課題は?

 A. 安い外国産と価格の競争があること。

Q. 三陸海岸が養殖に適している理由を地形の面から説明しなさい。

 A. 入り組んだリアス海岸の湾は波が少なく、海がおだやかだから。

Q. 三陸海岸の沖合が好漁場となっている理由を説明せよ。

 A. 暖流と還流が出あう潮目となっているから。

Q. 東北地方の工業団地は、主にどのような場所にあるか?

 A. 交通の便がよい高速道路など大きな道路に沿った場所。

Q. 東北地方のIC関連工業は、どのような場所に立地しているか?

 A. 高速道路や主な道路に沿った地域。

Q. 最近、東北地方には、IC(集積回路)などの電子部品をつくる工場が盛んに進出している。その主な理由は?

 A. 新幹線や高速道路の開通など交通網が整備されたから。

Q. 東北地方で、高度経済成長期に出かせぎが盛んだった理由は?

 A. 農作業のできない冬の時期でも、収入を得るため。

Q. 東北地方からの出かせぎ者は、東北地方の工業出荷額の増加とともに減少している。出かせぎに行く必要がなくなったのか?

 A. 高速道路など交通網が整備されたことにより、東北地方にも工場が進出して働く場所が増えたから。

Q. 高速道路や新幹線の開通によって起きた観光面にどのような変化が起きたか?

 A. 遠方からの観光客が増えた。

Q. 東北地方の伝統的工芸品は、どのように変化しているのか?

 A. 大量生産された価格の安い製品が普及したことにより、生産量は一時減少したが、現代風にデザインを変えることで、国内だけでなく海外でも人気を得るようになった。一方、職人の高齢化や後継者不足が課題になっている。

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